2010/06/06 [活動報告]ビオの棚田再生

by bio de bio on 6月 18th, 2010

BIOの棚田再生のために、田植えに駆けつけてくださったみなさん、
応援のために、現場に遠路はるばる来てくださったみなさん、
私たちを気遣って、三々五々集まってくださった地域のみなさん、
田植えの身支度をして家を出ていただいたのに、私たちの配慮の不足から、現場にたどり着けなかったみなさん、
現場で支援したいと思ってくださったのに、現場がわからず断念されたみなさん、
日頃から私たちのよき理解者であり、支援者である多くのみなさん、

ほどよい風もあり、適度に陽も翳る絶好の好天にめぐまれ、50名ほどのみなさんのお力のおかげで、無事、第一回の
田植えを終わることができました。ほんとうにありがとうございます。

日本中の山あいに放置された、ちいさな棚田を再生し、農地と緑のダムを回復して、健康な食の生産に勤しみながら、
山林や水の保全を日常の営みとする百姓(第二種兼業農家)の創出を図ろうとする私たちの試みは、今ほんの端緒に
つきました。
これすらも、みなさんの大きな支援と助力なしには、実現しませんでした。

私たちのこの蟻の一歩にも等しいささやかな前進が、日本の未来を拓くことになると確信して、私たちは次の一歩を踏み出そうとしています。

私たちの意図の百万分の一も実現できてはいませんが、全ての日本人が拠って立つ、日本の国土の保全は今、風前のともし火と言わなければなりません。

単機能の農業者はあっても、多機能の百姓はいません。日本の国土保全の担い手の平均年齢は、とっくに70歳を超えました。

中山間地域の「高齢化」と「少子化」「過疎化」とは、このことを指して言う言葉です。都市の空洞化と同じ概念ではありません。

日本中の市民ひとりひとりが、この緊急事態に対応して、それぞれの立場と状況に応じて、何か力を発揮すべきときが来ました。

引き続き、BIO de BIO に大きなご支援と助力をいただきたく思います。

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